フォームは作ってあった。行き方が無かった
このサイトには、問い合わせフォームが置いてあります。プロフィールページの一番下です。
リンクを探したところ、サイトのどこにもありませんでした。
作ってあるのに辿り着けなかったフォームの話です。なぜ気づかなかったのか、フォームを増やさずに直した理由、そして同じ原因で他にも抜けが見つかった話を書きます。
辿り着ける人が限られていた
フォームに行く方法は、実質ひとつしかありませんでした。プロフィールページを最後まで読むことです。
| 場所 | フォームへのリンク |
|---|---|
| ヘッダー | 無し |
| フッター | 無し |
| トップページ | 無し |
| 記事ページ | 無し |
| プロフィールの末尾 | フォームそのもの |
プロフィールは経歴と対応範囲が並ぶ長いページです。そこを下まで読み切った人だけが、フォームの存在を知ることになります。
トップページが、記事一覧へのリンクで終わっていた
もうひとつ、流れの問題がありました。
トップページは、実績 → スキル → プロフィール → ブログ、という順に並んでいます。そして最後が「ブログ記事をすべて見る →」で終わります。
実績を見て、できることを見て、書いているものを見て、「頼めるか聞いてみよう」と思った人が、そこから行ける場所を持っていませんでした。
案内があるのは記事一覧だけです。読み物としては続きますが、相談したい人にとっては話が逸れます。
なぜ気づかなかったか
作った本人は、フォームの場所を知っています。確認するときは /profile を開いて下までスクロールすればよく、「どうやってそこへ行くか」を試す必要がありません。
動いているかどうかは何度も確認しました。送信できるか、エラーが出るか、文面は適切か。全部見ています。見ていなかったのは、その手前でした。
フォームは増やさなかった
直し方として、トップページにもフォームを置く案がありました。すぐ書けます。
やめました。同じものが2か所にあると、直すときに片方だけ直ります。
トップページに置いたのは案内だけです。何を相談できるか、返事がどう来るかを書いて、フォームのある位置へ送ります。
フォームは1つのまま。文面や項目を直すときに、探す場所が1か所で済みます。
フッターにもリンクを足しました。記事を下まで読み終えた人が、そのまま相談に移れる位置です。
同じ原因で、他にも抜けていた
フッターを触ったついでに気づいたのですが、フッターのリンク一覧には連載と用語集が入っていませんでした。
どちらも後から足したページで、ヘッダーには入れたのにフッターには入れ忘れていました。記事を最後まで読んだ人が次へ移ろうとすると、いったん上まで戻らないと辿り着けない場所があったことになります。
新しいページを作ったとき、意識は「そのページ」に向いています。ヘッダーに入れた時点で、行けるようになったと感じてしまいます。
入口は複数あるので、片方だけ更新された状態はそのまま残ります。
「#」で飛ぶ処理が、1ページ専用だった
もうひとつ、直しが必要になった箇所があります。
フォームへのリンクは /profile#contact の形です。ところがこのサイトは画面を読み込み直さずに中身だけ差し替えるため、URLの「#」を見てブラウザが動いてはくれません。その位置まで運ぶ処理を自分で書いてあります。
その処理を、トップページの中にだけ置いていました。行き先が /#projects のようにトップの中しか無かったからです。プロフィールが行き先になった時点で、足りなくなりました。
置き場所を全ページ共通の場所へ移して、どのページでも効くようにしています。行き先が増えたときに、仕組みの置き場所も見直す必要があったということでした。
今回の学び
まず、動くことと、辿り着けることは別だということ。フォームは何度も動作確認をしていましたが、確認していたのは中身だけで、そこへ行く道は一度も試していませんでした。
次に、作った人は道を探さないこと。場所を知っている人は直接開きます。行き方が無いことは、知らない人の立場に立たないと見えません。
そして、同じものを2か所に置かないこと。案内は何か所あってもよく、むしろ多いほうがよい。ただし実体は1つにしておかないと、直したつもりの片方が残ります。
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