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見つけてもらうために、書き方は変えない

公開

このサイトで検索まわりにやってきたことを、順番に並べてみます。

先に立場を書いておくと、順位を上げる方法は扱いません。やってきたのは「存在を知らせる」「探している人の言葉に近づける」の2つだけで、どちらも順位を操作する話ではありません。

この記事で扱うこと

何を先にやったかという順番、記事の見出しと検索結果の文字を分けた判断、そして「やらないと決めたこと」です。

最初にやったのは、存在を知らせること

公開したばかりのサイトには、外部からのリンクがありません。検索エンジンはリンクをたどってページを見つけるので、誰からもリンクされていないサイトは、そもそも見つけてもらえません。

そこで最初に用意したのは3つです。

用意したもの 役割
sitemap.xml ページの一覧を直接渡す
robots.txt 見に来てよい範囲を伝える
構造化データ ページの意味を機械が読める形で示す

あわせてSearch Consoleに登録しました。ここでつまずいた話は別記事にしていますが、要点はドメインを買った会社の管理画面と、実際にDNSを答えているサーバーが別だったことです。設定は保存できるのに、誰も参照しない。エラーも出ない。丸一日かかりました。

順位ではなく、到達

これらは順位を上げるものではありません。見つかるまでの時間を短くするものです。

存在を知られていない状態で書き方の工夫をしても、読む相手がいません。順番として、先にこちらでした。

次にやったのは、記事どうしをつなぐこと

記事が20本を超えたあたりで、1本読んだ人が次に何を読むかという導線が無いことに気づきました。

やったことは3つです。

ひとつめは用語集です。116語をまとめ、記事の末尾から「この記事に出てくる用語」として繋ぎました。これは検索対策として始めたものではなく、初学者にも読めるようにするためのものです。ただ結果として、記事どうしが用語を介してつながりました。

ふたつめは関連記事です。以前は「1つ新しい記事」と「1つ古い記事」しか出していませんでしたが、公開日が近いことと内容が近いことには関係がありません。タグの重なりで選ぶように変えました。

みっつめはページの統合です。実績とスキルの個別ページは、トップページの同名セクションとほぼ同じ内容でした。同じ内容が2つのURLにあると、検索エンジンにどちらを出すか選ばせることになります。統合して、旧URLは転送しました。

そして、タイトルを2つに分けた

ここが今回いちばん考えた部分です。

このサイトの記事の見出しは、内容を説明するのではなく、含みを持たせて付けています。

これまでの見出し
速くしたら、壊れた
所有権をどう証明するか
「読み終えた」をどう数えるか
ゆっくり読む人ほど、読了にならなかった

読んだあとに何かが残るように、と思って付けています。

ところが検索する人は、この言葉では探しません。「所有権をどう証明するか」で検索する人はいませんが、「Search Console 所有権確認 DNS」で困っている人はいます。中身はまさにそれなのに、言葉が噛み合っていませんでした。

見出しを書き換える案は、やめた

検索語を入れた説明的な見出しに直せば、噛み合います。しかしそれをすると、読み物としての性格が変わります。

このサイトは、作業の記録であると同時に、判断の記録として書いています。見出しはその入口なので、そこを検索エンジンに合わせて書き換えるのは、目的と手段が入れ替わっている気がしました。

場所によって、見られ方が違う

検索結果のリンクは「探している言葉と一致するか」で開かれます。SNSで共有されたリンクは「面白そうか」で開かれます。

見られ方が違うなら、出す文字も違っていい。そう整理したら、答えが出ました。

見出しはそのままにして、検索結果に出す文字だけを別に持つことにしました。SNSで共有されたときは見出しのほうを出します。

出る場所 出す文字
検索結果 Search Consoleの所有権確認をDNSのTXTレコードで行う
ページの見出し・SNS 所有権をどう証明するか

文字数も測った

あわせて、検索結果に出る幅も測りました。目安は全角30文字ほどです。

サイト名の接尾辞「| KiSAKU Portfolio」が全角9.5文字ぶんを毎回占めていて、公開中21本のうち14本がこの幅を超えていました。接尾辞を記事ページから外すだけで、超えるのは7本に減りました。

サイト名は検索結果のURL表示にも出ています。タイトルの中で場所を取ってまで繰り返す必要は、薄いと判断しました。

やらないと決めたこと

逆に、やらないことも決めました。

検索語を狙って記事を量産すること。書いていないことは書けません。このサイトの記事は、実際に自分がつまずいて調べたことだけで成り立っています。検索語から逆算して書き始めると、その前提が崩れます。

用語を1語1ページにすること。個別ページのほうが検索に有利、という一般論はあります。しかし1語400字のページを100枚作ると、中身の薄いページが多いサイトと見なされる可能性がありました。この規模では逆効果と判断して、分野ごとにまとめています。

広告を置ける場所すべてに置くこと。内容と無関係な記事に広告を挟むと、読んだ人の信頼を削ります。掲載できる場所の数と、掲載すべき場所の数は違います。

一般論が、自分の規模で成立するとは限らない

「個別ページのほうが強い」「記事数が多いほうが有利」——どれも間違いではありませんが、条件付きの正解です。

条件を確かめずに無条件の正解として受け取ると、規模が合わないまま実行して逆効果になります。

まだ測っていない

正直に書くと、ここまでの効果はまだ数字で確かめていません。

Search Consoleに登録したのが最近で、記事の公開も始めたばかりです。いま順位やクリック数を見ても、変化なのか誤差なのか区別がつきません。

やったことを記録しておいて、数字が溜まってから振り返るつもりです。効果を確かめる前に「効果があった」と書かないことも、この記録の一部だと思っています。

今回の学び

まず、順番があること。存在を知られていない段階で書き方を工夫しても、読む相手がいません。まず見つかる状態を作り、それから中身の噛み合わせを直す。逆にすると、労力の割に何も起きません。

次に、探している人の言葉と、書いた人の言葉は違うこと。良い見出しを付けたつもりでも、それが検索で使われる言葉とは限りません。両立しないなら、場所ごとに出す文字を変える手があります。

そして、一般論は条件付きの正解だということ。規模や状況が違えば逆に働きます。自分の数字に当てはめてから採用するべきです。

最後に、確かめる前に成果を語らないこと。やったことと、効いたことは別です。記録として残す価値があるのは、前者を正確に書いておくことのほうだと思います。

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